
宝石の女王ルビーの燃えるような赤、そしてグラスの中で濃密な色を放つ赤ワイン。あんまりにもわかりやすくてベタだけど、それでもこの二つが並んだときの赤は、なんというかグッとくる。ルビーは愛、勇気、勝利といった強烈な感情象徴するらしいけど、酔いが回るとなんかその辺が効いてくる感じ?
炎の宝石、ルビーのロマン
ルビーの熱…石なんだけど熱い!その歴史と逸話を見ると、単なる美しい石ではないことが分かる。
古代、ルビーは「母なる大地の心臓から落ちた血のしずく」と呼ばれ、戦場においては勇気と勝利のお守りとして戦士に身につけられ、中世ヨーロッパでは愛の証として恋人たちが贈り合った記録が残っていたらしい。
この宝石の赤を生命力そのもの、そして人間が持つ最も根源的な情熱の象徴ってかんじるのは今の世の中でも共通な感じかな。ルビーを見つめてると、なんかこう自分の中に眠る熱い感情もむくむくとわいてくる気がする。
深紅のシンクロを味わう
赤といえば、超絶ベタだけど赤ワイン。
今回はルビーの深紅と様々な逸話にぴったりな、ルビー・ポートの「サンドマン (Sandeman)」をオススメ。黒いマントを羽織ったミステリアスな「ドン」のロゴは、ルビーが秘める情熱と伝説の物語が連想できて、ちょっと熱い気持ちになれる?
【色と光のテイスティング】 グラスの横にルビーの指輪や原石を置いてみよう。サンドマンの濃厚な赤が、ルビーの深紅にかさなって、何とも言えない熱量を感じられるかも。
【風味と内包物(インクルージョン)の融合】 ルビーの中には、時に針状の結晶など、様々なインクルージョン(内包物)が見られる。これはルビーが地球の過酷な環境を耐え抜いた証拠であり、その複雑さがルビーの魅力を深めている。
サンドマンの力強い甘みと、余韻に残るスパイスやドライフルーツの複雑なニュアンスもこれに似ていて、幾重にも重なる風味がポートワインが辿ってきた熟成という名の時間の「内包物」と思うと、二重に熱い時間を感じられそう。
まさに見て酔い、飲んで酔い、また見て酔う。
ぜひとも熱い一時をお楽しみくださいな~